「やっぱり青春ていいなぁー!」と感じました!恋や友情で揺れ動く10代の心をみずみずしく描いた作品です。きっと恋する全ての人の背中を押してくれます!そして、とにかく北海道の雪景色が初恋とよく似合います。
曲がりながら泣きながら、ひとはつよくなるんだなぁ。札幌の街を通り過ぎる四季や、人を包み込むような雪景色が、かなしいくらい美しい。ひとの心の温もりを丁寧に描き続ける篠原監督の映画作りに、この度も涙腺がゆるっときました。
いくえみ作品のストーリーは、比較的分かりやすいものが多いのですが、その分、キャラの思考は複雑です。
漫画ではモノローグを付けることが出来ますが、映画の場合は、演者さん達の演技に任せる部分が多くなります。そう言う意味でこの作品の見所は、俳優さん達の演技や表現力だと思いました。
微妙な心の変化を秒単位で楽しむことが出来、たとえば、糸真の敵役でもある川栄さん演じる晴歌が、なんて意地悪な子なんだろうと思ったその数秒後には、応援したくなっているという、
その瞬間、落ちた・・・・・・・・・!!と思いました。
恋って面倒くさい。壮大な北海道の自然の中で繰り広げられる恋愛模様を篠原監督がすごく丁寧に描かれていて、キャストの皆さんがキラキラしていました。
漫画家
吉住渉
札幌の広々とした風景が美しく、冬の冷たい空気や夏の爽やかな心地良さがスクリーンから伝わってきます。そんな素敵な街を舞台に描かれる、高校生たちのキラキラな日々。
ヒロイン糸真ちゃんは悩んだり迷ったりする姿さえ瑞々しく可愛い。何も考えず本能で動く弦くんが愛おしい。原作を読み返したくなりました。